図書館所蔵の貴重資料を見てみよう
こんにちは、図書館サポーターSです。
ご存じの方は少ないと思うのですが、実はここ弘前大学附属図書館ではいくつかの貴重資料を所蔵しています!
それでは貴重資料の一部を紹介していきたいと思います。
まず始めは、「太宰治の自筆ノート」。
官立弘前高等学校に入学した太宰が,第1年次の英語と第2年次の修身の講義を,書き留めた自筆の大学ノートです。また、ほかの太宰治関連の資料は正面玄関から入館し直進したところの右側のショーケース内にて展示されています。
続いては、「津軽領元禄国絵図写(つがるりょうげんろくくにえずうつし)」です。
これは、津軽領の国絵図としては,正保の写が県立郷土館に,天保の正本が国立公文書館に所蔵されているが,元禄の国絵図はこれまで発見されていなかった。当時の本州北端の状況を政治,経済両面から表す貴重な資料になります。
最後に紹介するのは、「御郡内惣図(おぐんないそうず)」です。
こちらは近世後期の津軽領全域を描いた領内絵図であり、その特徴として十三湖と日本海が旧来の水路ではなく、双方が直接結ばれているように見え、さらに十三湖の南の方に「古潟」が描かれていることです。十三湖から日本海への旧水路が塞がれて、「古潟」として残存した状況を描いているとか。
残念ながらこれらの資料、一部は実物を目にすることができません...ですが、なんとこれらの貴重資料は弘前大学附属図書館ホームページにてデジタル版が公開されています!
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