サポーターデスクからの実況中継

みなさん、こんにちは。サポーター業務時間が始まりました。

私、今季のサポーター業務をしております、Tと申します。

今日は皆様にサポーター業務の一環をお見せ致したいと思います。

 

サポーター業務は多岐にわたりますけれども、その中には図書館のPR活動があります。

そこで本日はスペシャルゲストをお呼びし、インタビュー形式で図書館の舞台裏について聞いてみたいと思います。

 

本日紹介するのは、弘前大学付属図書館に新設されたアカデミック・コモンズです。

こちら、今年の5月にオープンして以来、たくさんの人にご好評いただいている、我が校自慢の施設なのです。

本日は、アカデミック・コモンズに携わった方の中でも図書館のSさんにお越しいただきました。Sさん、どうぞよろしくお願いいたします。

 

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【構想意図について】

S:こちらこそ、ゲストに招いていただいて大変光栄です。

T:それでは、まず、なぜアカデミック・コモンズを作ろうと思ったのか?構想意図などお聞かせいただけないでしょうか?

S:まずは、この図書館の雑誌棟が古くなったので改修する事業計画がありました。そこで、図書館の機能向上をはかって利用者の皆様方により活用していただこうということで、このアカデミック・コモンズを作ることになったんです。

T:なるほど、それで今のような姿になったんですね。たしか、似たような設備が2階のラーニング・コモンズという場所にあるのではないでしょうか?

S:そうなんです。従来のラーニング・コモンズから一歩進んだものとして、私たちの持っているコンテンツ、つまり、物理的な資料だけではなく、電子資料なども含めた学びのための様々な情報源を利用者の方により近い形で提供できる場所としてここを設計したんです。

T:元々は何があったんですか?

S:ここは元々Staff onlyの部屋で業務サーバー室や事務用書庫があったので、誰も覗いたことがなかったんです。

T:そうなんですか!私たちは今、サーバー室や秘蔵の書庫だったところで過ごしているんですね。

 

【GLOBAL SQUAREに込めた想い】

T:先日、図書館報『豊泉』53号を拝読したのですが、このアカデミック・コモンズのコンセプトとして「知の交錯する場所」というキーワードがありましたよね?それについて少しお聞かせ願えますか?

S:今の時代、いろんな学び方がありますよね。図書館で本を開いて勉強するだけではなく、動画を見たり、グループで話し合って何かを作っていく。そうしたことが例えばプレゼンテーションスタジオで行われていて、偶然通りがかった人が新しい知に出会う、そういう多様な学びを実現できる場所としての図書館でありたいと思っております。

T:なるほど、インタラクティブな知の生成といったことですね?

S:私、思うんですけど、最近って特にS N Sを使ってたりすると、自分の興味ある情報ばかりが流れてきがちでしょう?それって言葉を変えたら、自分の興味のない情報には出会いにくい時代です。アイデアって、思わぬところから着想を得たりすることもあるじゃないですか。だからこのアカデミック・コモンズは「開けっ放し」を意識しているんです。

T:なんだか、芸術が勃興したルネサンス期のフィレンツェを彷彿とさせるような空間のように感じます。今風に言うとサードプレイスのような場所なんですね。

S:そうですね。ぜひ皆様にご利用いただき、図書館の持っている多面的な魅力を体験していただきたいと思います。

 

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今回、図書館職員のSさんにお越しいただき、アカデミック・コモンズの舞台裏についてお話しいただきました。

 

それでは、みなさん、アカデミック・コモンズを存分に楽しみましょう。