ブックハンティング 虎の巻
皆さん、あけましておめでとうございます。
本年も弘前大学附属図書館をよろしくお願いいたします。
さて、本日私が紹介するのは「ブックハンティング」という約半年に一回の頻度で開催される図書館の企画です。
ブックハンティングというのは、土手町にある中三6階のジュンク堂へ行き、3万円まで好きな本を選べる企画なんです!ジャンルは自分の趣味を全開にして大丈夫です。
これが僕の今回の選書です(笑)
参加費はもちろん無料です。無料なんです!大事なことなので2回言いました。
応募は先着順となっておりますので、定期的に図書館のHPやTwitterをチェックすることをお勧めします。
さて、私はブックハンティングに参加すること通算5回以上。
参加のたびに、またTさんですね、と担当者に微笑まれます。
そんな百戦錬磨のブックハンターであるTがブックハンティングの真髄と、そのコツについて解説しましょう!
1.事前の選書リストのすゝめ
ブックハンティングは約1時間半という短時間で膨大な本の中から自分の読みたい本を探し出さねばなりません。実際、現場にいってつぶさに本棚を巡回すると、世の中にはこんなに面白い本があったのかと驚き、慄き、そして迷います、確実に。
なので、事前に選書リストを作っておくことで、効率的に本を選ぶことができます。
在庫の確認はhonto(https://honto.jp/)というサイトで確認できます。
2.選書の際のコツ
せっかく頑張ってリストを作り、選書したとしてもそれが図書館に配架されるとは限りません。ここでは、その配架基準を二つ紹介します。
一つ目の基準ですが、配架されない本のジャンルとして、美文字練習帳のような書き込み式のもの、それから大学図書館には相応しくない娯楽漫画などです。漫画であっても、漫画で学ぶシリーズは配架可能です。
二つ目の基準ですが、図書館に既に所蔵されている本は購入できません。図書館の蔵書を確認するときは皆さんおなじみ弘前大学附属図書館OPAC(https://opc.ul.hirosaki-u.ac.jp/opc/)を使い、確実に選書できるかどうかを確認します。
3.ジュース
本選びにも疲れてきた頃合いに、優しい図書館の職員さんがなんと、ジュースを奢ってくれました!
(※毎回ではないですが、職員さんとのこうした交流もブックハンティングの醍醐味です)
ジュースを飲みながら、来たる後半戦に備えます。後半戦は3万円の壁をいかに超えないようにするか、欲望と予算のすり合わせです。闘いです。
4.配架
無事選書し終えたら、あとは配架されるのを待つだけです。早ければ1ヶ月ちょっとで配架されます。配架場所は二階の企画展示コーナーです。
5.最後に
ブックハンティングの手順は簡単にまとめるとこんな感じです!
①ブックハンティングに申し込む
②選書リストを作る
※その際、hontoで店舗在庫を確認し、OPACで図書館所蔵の確認をオススメします。
③実際に選書する
ここまで長々とブックハンティングのコツなるものを書いてはきましたが、正直役に立たないことも多いです。
なぜなら、ネットで得られる情報には限りがあり、実際に書店で見なければ自分との相性がわからない本の方が実は多いのです。
本との出会いもまた、人と人との出会いのように一期一会なんです。
選書リストは、事前に探し出せる本と運命の巡り合わせで出会える本を分ける一つのツールにすぎません。
ブックハンティングには、そうした本との不思議な巡り合わせを体験できる絶好の機会です。
ぜひ、次のブックハンティングでお会いできることを楽しみにしております。